矯正歯科にかかる期間
矯正歯科での治療にかかる期間は歯の状態や年齢、治療内容などによって異なります。
例えば、我々が矯正治療と聞くとまず思い浮かべるマルチブラケット装置を使った治療だと、大人の場合は矯正歯科での初診から治療が終了するまでの期間は早いケースだと1年程度ですが、中には歯の状態が悪くて他の治療が必要になるなどの理由で3年以上かかるケースが存在します。
子供の場合は、永久歯が生え揃った後に治療をはじめるのであれば大人とほぼ同程度の時間がかかりますが、まだ生え揃っていない段階から矯正を開始する場合は2期に分けて治療が行われ、第1期と第2期の間は経過観察とされるため、2期あわせると5年を超える長さとなります。
矯正歯科での治療が長期化するのは、周辺の組織にダメージを与えない程度に少しずつ力を加えて歯列を整えていく形がとられることと、途中で口の中に他の疾病が見つかったらその治療も並行して行われることが主な理由です。
矯正歯科の治療は終わるまでどれくらいかかる?長くかからない為に大切な事
矯正歯科の治療期間は、患者さん一人一人違います。比較的、歯を動かすスペースがあり歯を整える程度で済む場合は矯正の期間も短くすみます。ですが、歯を何本も抜歯しなければならない場合は、時間も長くかかってしまいます。
通院ですが、治療を初めてからだいたい一ヶ月に一回です。歯は簡単に動くものではなく、一ヶ月にミリ単位でしか動きません。そのミリ単位を他の歯との噛み合わせなどを見ながら、歯科医が少しずつ移動させます。
歯を動かすには、歯の表面にワイヤーブラケットという器具を装着してそのワイヤーを巻いて歯を動かしていくのですが、歯を動かし始めた時は2、3日痛みがあります。
あまりにも痛みが強い場合は歯科医でも痛み止めを出してもらえますので、矯正歯科の先生に相談してみましょう。
矯正は、終了まで長い時間がかかるものですが月一回の通院を忘れてしまうと、終了までの時間が長引いてしまいます。ですので、忘れずに行く事が大切です。